第26回俳句甲子園全国大会リポート〜その3〜
2023.08.20
本日8月20日(日)は、待ちに待った決勝リーグ・決勝戦の日。俳句甲子園の聖地、松山市コミュニケーションセンターが決戦の地となります。
決勝リーグに先立ち行われたのは、敗者復活戦。敗者復活戦は、初日の抽選会後に投句した句を審査員の先生方があらかじめ審査し、まず選ばれた9校9句が発表されました。ちなみに敗者復活戦の兼題は「後」の字を読み込む字題。実はAB両チームとも、前日の予選でグループ突破を果たしているため、敗者復活戦に参加する資格を得ていました。すぐさま選ばれし9校は、そのまま審査員の先生方との質疑応答に入ります。句の作品点と自身の句に対する理解の深さを点数化し、上位2校が敗者復活となります。最後のチャンスを生かそうと壇上で懸命に句の魅力を語ります。
審査の結果、見事復活を遂げたのは、山形代表・山形東高校、北海道代表・旭川東高校の2校。海城の今大会はここで幕を閉じることとなりました。偉大な先輩たちには及びませんでしたが、AB両チームとも昨年度に続き、見事グループリーグ突破。全国ベスト8となりました。表彰式では団体奨励賞をいただきました。
表彰式の模様をリポートいたします。
表彰はまずは団体表彰から。
優勝は、海城を予選最終戦で破った開成高校。これで開成は4連覇となりました。
引き続き個人表彰へ。海城からは入選句20句の中に2名が選出されました。
遠藤泰介
小鳥来る帽の小銭に札埋もれ
深井直輝
朝焼に引き波の貝止まりけり
昨年度までのメンバーがすべて引退し、一からチームを作り直すところからスタートした今シーズン。時間はかかりましが、部長の柿木を中心とした一体感のある良いチームとなりました。俳句に興味を持ってくれる人たちの増加で、来シーズンは今までにない大所帯で臨むこととなりそうです。来年もまたこの松山の地に必ず帰ってきます!!